火曜日, 11月 5
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介護施設のこれからを考える

高齢化社会が進む今、介護施設の数は増加傾向にあります。施設が増えるとそれだけ職員の需要も増えることから、介護職は将来性のある仕事として期待されています。

一方で、介護施設は高齢者を受け入れる施設であることから、今後人口が減少していけば多くの施設が経営困難になる可能性が指摘されているのも事実です。実際、日本は少子化で今後どんどん人口が減ることが予想されているため、長い目で見ると、いずれは介護施設が余ってしまうことが予想されています。

そのような状態になったら介護職も人員過剰な状態に陥り、仕事を失う人の数が増えてしまう可能性は否定できません。そのため、介護施設を運営する企業や団体は、施設の複合化や介護方針の見直しなどの方針転換を迫られている実情があります。

介護職のあり方も時代の流れにそって変化する可能性があります。
現在の介護職は介護施設の業務が大半を占めていますが、介護の知識や技能が求められている業種は介護施設以外にも多数存在します。そのため、先々施設の需要が低くなってくれば、介護関係の資格を持ちながら、介護と関係がない他業種で働く人は珍しくなくなってくるかもしれません。
いずれ少子化の波がきて高齢者の割合が減少すれば、介護施設は運営が困難になり、統合や閉鎖が相次ぐようになるでしょう。そのため、もし介護業界で働き続けたい人は、少子化の波がいつ頃来るのかを把握しておいた方がいいかもしれません。

またこれから先々、介護は施設中心でなく、訪問介護スタイルのケアが増えることが予測されています。今後長く活躍していきたい方は、時代の動きに適応できるよう、訪問介護のスキルを磨いておいた方がいいでしょう。