火曜日, 3月 19
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高齢者を支える仕事のやりがい

高齢化の割合がどんどん増えている日本において、介護職が必要不可欠な職業であることは誰もが認識しているかと思います。しかし、残念なことにこの業界では深刻な人材不足が叫ばれていて、どんな改善策を講じてもなかなか人が集まらない状態が続いています。

実際、この職業が大変な仕事であることは事実です。肉体的にも精神的にもかなりの負担がかかります。個人にかかってくる責任も重大です。
ただ、それだけ大変な仕事にも関わらず、満足な収入が得られない現状があり、社会的からはあまり良いイメージが持たれていません。そうした実情があり、介護職は終わりのない人材不足状態に陥っているのです。

それなのに、長くこの仕事を続けている人もいます。それはこの職業に自分なりのやりがいを見出しているからなのです。

仕事に関するやりがいというものは人それぞれ異なります。
例えば、自分が担当していた利用者に感謝の言葉をかけられたとき、やりがいを感じる人もいるでしょう。また、担当している利用者が自立することができ、手助けの必要性が低くなっていくのを目の当たりにしたとき、喜びと同時にやりがいを見出す場合もあります。

そうした日々の介護の中で実感できるやりがいの他、、専門の資格を取得するといったキャリアアップの行動も、十分にやりがいに繋がるでしょう。
このように介護職に従事することで実感できるやりがいというものは多々あります。

自分が担当する利用者の身体の世話や生活介助を行う中で、自然にコミュニケーションは密になっていくものです。懸命に働くほど、信頼関係が築かれていくのもこの職業の大きな魅力だと言えるでしょう。

また、その中で生まれる利用者との何気ない会話を通して、人生に役立つ大切なことを学べたりするものです。年長者の貴重な話を聞けるのは、介護職の特権だと言えるでしょう。

もし、介護の世界に入るか迷っている方は、まず自分はどういったことにやりがいを感じるのかを知ることが大切です。その上で、業界の実情と仕事の魅力をきちんと把握し、働くかどうかを決めるといいでしょう。